エヌビディアは好決算。なのにアドバンテストが1社で日経を263円下げた|データで読む日本株 8/27
リアクション
2026年08月27日
8月27日、日経平均は66,131円98銭。前日から−130円18銭(−0.20%)で3日ぶりの反落。
昨日の動画で「明日の朝には半導体の答えが出ます」とお伝えしました。その答えの日です。
エヌビディアの決算は市場予想を上回る増収増益。
通期は約70%の増収見通しで、市場予想を大きく超えました。
それでもアドバンテストは1社で日経を263円ぶん押し下げています。
しかも下げたのはこの1銘柄だけ。ほかの半導体はむしろ買われました。
■ 今回の内容
0:00 エヌビディアは好決算。なのに日本の半導体株が売られた
0:42 ① 今日の数字は、過去のどのあたりか
2:25 ② 下げたのは、ほぼ1銘柄だけだった
4:05 ③ 好決算なのに売られた理由は「先回り」
5:52 ④ 先回りして買われたものは、答えが出ると売られる
7:35 ⑤ 今日のデータ評価
8:25 ⑥ 次はジャクソンホール、明日です
9:00 ⑦ 今日のまとめ
■ 今日の数字(過去の中でどのあたりか)
指標 今日 位置 読み方
売買代金 7.87兆円 12.5%点 前日6.71兆から+1.16兆円の急増
日経VI 28.03 4.3%点 24日で2番目に低い。−2.38の急低下
空売り比率 45.0% 87.0%点 42.7%から+2.3ポイント
騰落レシオ(25日) 122.81 73.9%点 −1.46
PER 17.27倍 36.4%点 +0.03
NT倍率 16.06倍 17.4%点 −0.06。TOPIXのほうが強かった
日経は−130円18銭、TOPIXは4,117.22で+6.20(+0.15%)。
値上がり712/値下がり769/横ばい74。
数では負けているのにTOPIXは上昇=「日経だけを下げた銘柄がいる」ということです。
■ 下げたのは、ほぼ1銘柄
銘柄 今日 昨日(8/26)
アドバンテスト −263.08円 +301.70円 押し上げ1位から押し下げ1位へ
ファーストリテ −46.66円 −32.99円
キオクシアHD +58.66円 −29.57円 押し下げ2位から押し上げ1位へ
東京エレクトロン +50.28円 —
フジクラ +39.22円 —
イビデン +31.18円 —
ソフトバンクG +29.77円 —
日経の下げは130円18銭。アドバンテスト1銘柄で−263円08銭。
→ この1銘柄がなければ、日経はプラスでした。
ほかの銘柄は合計で133円ぶん、日経を押し上げていました。
■ 好決算なのに売られた理由は「先回り」
・エヌビディアの決算:市場予想を上回る増収増益。28年1月期は約70%の増収見通し
・アドバンテストの反応:利益確定売りに押され、1社で日経を260円あまり押し下げ(日本経済新聞)
・その理由:前日に「先回り」して買われていたから
昨日は+301.70円で、上げ幅405円の74%を1社で作っていた
アドバンテストの4日間
8月24日 −337.90円 押し下げ1位 前夜のSOXが下落
8月25日 — 押し下げ2位 2日続けて重荷
8月26日 +301.70円 押し上げ1位 決算前の「先回り」買い。上げ幅の74%
8月27日 −263.08円 押し下げ1位 決算は好内容。それでも昨日の上げをほぼ返した
これが「材料出尽くし」です。
良い決算を見込んで先に買い、実際に出たら売る。
だから良いニュースなのに株価は下がる、ということが起きます。
■ 業種別(原油との関係)
業種 今日 昨日
石油・石炭製品 +1.13% −1.84% 原油が80.21→82.24ドルへ2.03ドル反発。昨日と正反対
精密機器 −0.97% — 半導体関連への売り
値上がり18業種/値下がり15業種(昨日は24対9。買われる範囲は狭まった)
前夜の米国:NYダウ 53,464(−113)/NASDAQ 26,130(−21)/SOX 11,611(+23/+0.20%)
※エヌビディア好決算でもSOXはほぼ動かず
ドル円 159.137→159.472円(円安)/米10年債 4.64%→4.66%
■ 下げ130円の中身
EPS 3,843.51→3,829.30円 → −245円(利益見通しの低下)
PER 17.24→17.27倍 → +115円(期待の高まり)
→ 期待はむしろ上がっていて、下げの原因は利益見通しの低下のほうでした。
■ 今日のデータ評価
6分野中、中立4/弱い2。総合=中立(据え置き)
・「割高・割安」を1つ下げました。EPSが14円21銭減ったためです
・需給:今日公表の投資主体別で、海外投資家が−4,378億円の売り越しへ転換(8/21週)
前週は+2,135億円の買い越し。1週間で6,513億円ぶん向きが変わりました
・テクニカル:MACDが−3.10→−15.85へさらに悪化
※この評価はデータの状態を表すものであり、株式の売買を推奨するものではありません。
■ 次に見るところ
・8月28日(金)ウォーシュFRB議長の基調講演(ジャクソンホール)※就任後はじめて
・すでに出た材料:米PCE物価指数。根強いインフレが示され金利高への警戒が残る(報道)
・9月 日銀 金融政策決定会合(利上げ観測。今日も銀行業は+0.68%)
今日いちばん変わったのは「警戒感」です。
日経VIは30.41→28.03(24日で2番目に低い)。イベントが終わり、身構える理由が減りました。
一方で空売り比率は42.7→45.0%、売買代金は6.71→7.87兆円。
止まっていた市場が動き出しています。
■ ご注意
本動画は公表データの紹介と、そこから読み取れることの整理を目的としています。
過去の傾向は将来の値動きを保証するものではありません。
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
■ 出典
・寄与度:財経新聞(フィスコ配信)「日経平均寄与度ランキング(大引け)」
・業種別ランキング:トレーダーズ・ウェブ(2026/08/27 15:45時点)
・売買代金・銘柄数・決算解説:日本経済新聞「東証大引け」
・当日の指標:東京証券取引所の公表データ
■ 関連動画
投資データ辞典 #09 騰落レシオ
投資データ辞典 #06 信用残・信用倍率
■ 音声
VOICEVOX:玄野武宏
https://voicevox.hiroshiba.jp/
#日経平均 #エヌビディア決算 #アドバンテスト #材料出尽くし #寄与度 #ジャクソンホール #日本株 #データ分析
昨日の動画で「明日の朝には半導体の答えが出ます」とお伝えしました。その答えの日です。
エヌビディアの決算は市場予想を上回る増収増益。
通期は約70%の増収見通しで、市場予想を大きく超えました。
それでもアドバンテストは1社で日経を263円ぶん押し下げています。
しかも下げたのはこの1銘柄だけ。ほかの半導体はむしろ買われました。
■ 今回の内容
0:00 エヌビディアは好決算。なのに日本の半導体株が売られた
0:42 ① 今日の数字は、過去のどのあたりか
2:25 ② 下げたのは、ほぼ1銘柄だけだった
4:05 ③ 好決算なのに売られた理由は「先回り」
5:52 ④ 先回りして買われたものは、答えが出ると売られる
7:35 ⑤ 今日のデータ評価
8:25 ⑥ 次はジャクソンホール、明日です
9:00 ⑦ 今日のまとめ
■ 今日の数字(過去の中でどのあたりか)
指標 今日 位置 読み方
売買代金 7.87兆円 12.5%点 前日6.71兆から+1.16兆円の急増
日経VI 28.03 4.3%点 24日で2番目に低い。−2.38の急低下
空売り比率 45.0% 87.0%点 42.7%から+2.3ポイント
騰落レシオ(25日) 122.81 73.9%点 −1.46
PER 17.27倍 36.4%点 +0.03
NT倍率 16.06倍 17.4%点 −0.06。TOPIXのほうが強かった
日経は−130円18銭、TOPIXは4,117.22で+6.20(+0.15%)。
値上がり712/値下がり769/横ばい74。
数では負けているのにTOPIXは上昇=「日経だけを下げた銘柄がいる」ということです。
■ 下げたのは、ほぼ1銘柄
銘柄 今日 昨日(8/26)
アドバンテスト −263.08円 +301.70円 押し上げ1位から押し下げ1位へ
ファーストリテ −46.66円 −32.99円
キオクシアHD +58.66円 −29.57円 押し下げ2位から押し上げ1位へ
東京エレクトロン +50.28円 —
フジクラ +39.22円 —
イビデン +31.18円 —
ソフトバンクG +29.77円 —
日経の下げは130円18銭。アドバンテスト1銘柄で−263円08銭。
→ この1銘柄がなければ、日経はプラスでした。
ほかの銘柄は合計で133円ぶん、日経を押し上げていました。
■ 好決算なのに売られた理由は「先回り」
・エヌビディアの決算:市場予想を上回る増収増益。28年1月期は約70%の増収見通し
・アドバンテストの反応:利益確定売りに押され、1社で日経を260円あまり押し下げ(日本経済新聞)
・その理由:前日に「先回り」して買われていたから
昨日は+301.70円で、上げ幅405円の74%を1社で作っていた
アドバンテストの4日間
8月24日 −337.90円 押し下げ1位 前夜のSOXが下落
8月25日 — 押し下げ2位 2日続けて重荷
8月26日 +301.70円 押し上げ1位 決算前の「先回り」買い。上げ幅の74%
8月27日 −263.08円 押し下げ1位 決算は好内容。それでも昨日の上げをほぼ返した
これが「材料出尽くし」です。
良い決算を見込んで先に買い、実際に出たら売る。
だから良いニュースなのに株価は下がる、ということが起きます。
■ 業種別(原油との関係)
業種 今日 昨日
石油・石炭製品 +1.13% −1.84% 原油が80.21→82.24ドルへ2.03ドル反発。昨日と正反対
精密機器 −0.97% — 半導体関連への売り
値上がり18業種/値下がり15業種(昨日は24対9。買われる範囲は狭まった)
前夜の米国:NYダウ 53,464(−113)/NASDAQ 26,130(−21)/SOX 11,611(+23/+0.20%)
※エヌビディア好決算でもSOXはほぼ動かず
ドル円 159.137→159.472円(円安)/米10年債 4.64%→4.66%
■ 下げ130円の中身
EPS 3,843.51→3,829.30円 → −245円(利益見通しの低下)
PER 17.24→17.27倍 → +115円(期待の高まり)
→ 期待はむしろ上がっていて、下げの原因は利益見通しの低下のほうでした。
■ 今日のデータ評価
6分野中、中立4/弱い2。総合=中立(据え置き)
・「割高・割安」を1つ下げました。EPSが14円21銭減ったためです
・需給:今日公表の投資主体別で、海外投資家が−4,378億円の売り越しへ転換(8/21週)
前週は+2,135億円の買い越し。1週間で6,513億円ぶん向きが変わりました
・テクニカル:MACDが−3.10→−15.85へさらに悪化
※この評価はデータの状態を表すものであり、株式の売買を推奨するものではありません。
■ 次に見るところ
・8月28日(金)ウォーシュFRB議長の基調講演(ジャクソンホール)※就任後はじめて
・すでに出た材料:米PCE物価指数。根強いインフレが示され金利高への警戒が残る(報道)
・9月 日銀 金融政策決定会合(利上げ観測。今日も銀行業は+0.68%)
今日いちばん変わったのは「警戒感」です。
日経VIは30.41→28.03(24日で2番目に低い)。イベントが終わり、身構える理由が減りました。
一方で空売り比率は42.7→45.0%、売買代金は6.71→7.87兆円。
止まっていた市場が動き出しています。
■ ご注意
本動画は公表データの紹介と、そこから読み取れることの整理を目的としています。
過去の傾向は将来の値動きを保証するものではありません。
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
■ 出典
・寄与度:財経新聞(フィスコ配信)「日経平均寄与度ランキング(大引け)」
・業種別ランキング:トレーダーズ・ウェブ(2026/08/27 15:45時点)
・売買代金・銘柄数・決算解説:日本経済新聞「東証大引け」
・当日の指標:東京証券取引所の公表データ
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VOICEVOX:玄野武宏
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