【片道十二年の振り子】06 - 高梨叶の過去と今

制作事務所無方
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2026年09月20日 ▼
託が帰宅するころには熱も下がり、酷い気怠さも幾分ましになっていた。託は叶に栄養と水分を取らせてから、何があったのかを尋ねる。叶はぽつりぽつりと自分の身の上について話し始めた。幼くして母を亡くした叶は父、恒助と二人で過ごしてきた。しかし叶が小学4年生になる頃、恒助が再婚相手として厚子という女を連れてくる。初めこそ馴染むようなそぶりを見せていた厚子だったが、次第に本性を現し始める。やがて恒助は浮気をし、叶を置いて家を出てしまった。それからは厚子が連れ込んだ男、達彦と厚子から様々な虐待を受け、叶は今まで過ごしてきたが一昨日の夕方、ついに我慢の限界が来て叶は自殺するつもりで家を飛び出したのだった。事のあらましを聞いた託は、状況が落ち着くまで自分と一緒に過ごすことを提案する。二人は再び命を捨てないよう、指切りをして約束をする。

作曲・編曲:天田勇作

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